絵画

 作業療法では絵画をもちいることがあります。患者様は美術の経験やスキルを持ち合わせている必要性はなく、安全で効果を促進する環境での芸術的素材の使用を通じて、患者様が個人レベルでの変化や成長の達成を可能にすることを全体的な目的としています。

患者様が自由に描いた絵をもとに、言語では表現できない内面的な問題を共有し、治療に役立てています。自由度が高く、困難さを伴うということは逆に、ひとつの作品を完成させていく過程に、 戸惑い、不安、苦悩、喜び、楽しみなどたくさんの感情体験を伴います。

さて、以下に紹介する絵画(作品)はOT実習に来た学生と一緒に始めました。最初は好きなアニメから始め、1枚仕上げるのにも2~3日かかっていました。その後、絵は複雑となりましたが製作時間は短くなり、色彩もうまく表現できるようになりました。それから、絵画という作業は本人にとって楽しみな活動になり、毎回OT活動では自発的に取り組むようになりました。